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東北で事故った話

talk-of-accidents-in-tohoku




来月、とても久しぶりに会う人がいます。


6年前の大震災の後、宮城県の南三陸町にボランティアに行っていた時期があります。

その時に、お世話になった現地のおじいちゃん、おばあちゃんがいるんです。


初めての時は友人の紹介で行ったのですが、どこの馬の骨かもわからない僕を暖かく迎え入れてくれ、食事をもらい、寝泊りをさせてもらいました。


初めは一度きりの予定でしたが、現地に足を運び、現場の状況を知るようになると、これは一度きりで終わらせちゃいけないなー、と思うようになり、その後、継続的に僕の周りの友人や家族を連れてボランティアに行くようになりました。


その度に毎回このおじいちゃん、おばあちゃんの家にお世話になったんです。
何度も通っているうちにまるで家族の一員のように接してくれるようになり、僕にとっても本当のじいちゃんばあちゃんのような存在になりました。


そんな素敵なおじいちゃんおばあちゃんと知り合い、初めはボランティアが目的でしたが、途中からはおじいちゃんおばあちゃんに会いに行くのが目的になっていたような気もします 笑


でも、今の仕事を始めてからはなかなか現地に行く時間が作れず、行きたいなーと思いながら結局数年間経ってしまいました。


そして、来月やっと念願叶って南三陸町に行くことができそうなんです。


今回は家族と一緒に行くのですが、実は当時も嫁と現地にボランティアに行きました。



当時はまだ僕も一回か二回ほどしか南三陸町に行ったことがなく、場所がいまいちわからないからナビのある車で行きたいね、という話になりました。
(僕は極度の方向音痴なんです^^;)


でも僕らはナビ付きの車を持っていなかったので、嫁のお父さんの車を借りて行くことにしました。


今思えばこの選択が悲劇の始まりだったのですが 苦笑



当時はまだ会社員で、仕事終わりの週末を使ってボランティアに行っていました。なので、出発時間はいつもだいたい夜の8時くらいです。


長野県から宮城県の南三陸町はとても遠く、高速を走り続けて約8時間ほどかかります。


なので、夜の9時に出発して朝の5時くらいに着いて、1時間ほど仮眠をしてそれから1日ボランティアをする、という強行スケジュールだったんですね。
(今思えばよくやっていたな!と思いますが 笑)


そして当時は確か冬で雪がめちゃめちゃ降っていた時期だったんです。
だから普段より運転も慎重になり、予定時刻よりも到着が遅れてしまうということですこし焦っていました。

雪の高速道路の運転は気も張るので、疲れもたまっていたのだと思います。


そんな状況の中、なんとか南三陸から一番近いインターまでたどり着きました。


焦りと眠気と疲れがあったところに、無事に高速を降りることができることができる安堵感で、ふっと気が緩んだのだと思います。



インター出口の道はカーブがきつく、気がついたときには完全に地面が凍結した場所にタイヤが乗ってしまっていました。


ヒヤッとし、ハンドルを左にきるも車は直進し続けています。


隣からは嫁の絶叫。


きゃーーーー!!





ガンッ!!!!



車の右側面が縁石に衝突し、ボディーがタイヤに食い込んでいます。

エンジンはかかるけれど車はどうやっても動かない。。。


うわ、最悪・・・



もう少しで目的地というところでまさかの事故。
しかも車は動かない。

さらにこの車は嫁のお父さんの車。


後ろからはインターを降りた後続の車が列をなしてきています。



東北の見知らぬ地で朝3時半の雪の降る寒い夜に嫁のお父さんの車で事故り、他の人にも迷惑をかけてしまっています。


これを最悪と言わず、なんというのか。



気が動転しそうになりながら、どうしようか必死に考えます。



まずは車の保険屋さんに連絡してレスキューしてもらわねば!
と思ったのですが、この車はお父さんの車。

保険は使えません・・・

やべ、どうしよう、、、



頼れるのはおばあちゃんとおじいちゃんしかいません。


でも時間は午前3時半。


いやー、普通寝てるだろうな。。。


申し訳ないなーと思いながら電話をかけると。



「もしもし・・・」


「あっ!おばあちゃん!お久しぶりです!」
「実は・・・」




事情を話すと、すぐにおじいちゃんと一緒に迎えに来てくれました。
さらに知り合いの車屋さんでレッカー車を手配してくれ車も無事回収されました。


本当にありがたかったです。


まさかボランティアに来たのに自分が助けられるとは・・・


それからというもの、おばあちゃんとおじいちゃんのところに行くたびにこの話になります 笑



今では笑い話ですが、当時は本当に焦りました^^;



でもこういう経験をして助けてもらったこともあって、おじいちゃんおばあちゃんとは普通以上の関係になってきていると思います。


来月はそんな二人に数年ぶりに会えます。


間違いなく、今日の話はまた話題になると思いますが 笑


来月が今から楽しみです^^
そして、車の運転には気をつけて行ってこようと思います。


あなたも慣れない地での車の運転には気をつけてくださいね!




PS.
そして、お父さんの車はこの後、数ヶ月東北の車屋さんに入院することになりました・・・
これほど気まずいことも数少ない^^;

とはいえ、こういう経験もあって今はお父さんとも深ーい関係になることができました 笑




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Profile
山崎拓
山崎拓
1982年長野県生まれ。安曇野市在住。
Natural Lounge代表、ストールコンシェルジュ。
3児の父。
天然繊維100%ストールが大好きでほぼ一年中巻いている。
趣味が仕事で、休みより仕事をしているほうが楽しく落ち着くという仕事大好き人間。
情熱がある分野はビジネスや健康、教育関連。
好きなことは読書、Mr.Childrenの音楽鑑賞、家族サービス、旅行。
肌に直接身につけるものはもちろん、食べ物や生活スタイル全般を出来るだけ健康的で自然に沿ったものにできるよう日々自分自身でも様々なことを試し、顧客にもその効用を伝えている。


2017.06.18

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